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金歯の値段や相場はいくら?1gあたりの価格目安と高く売るコツを解説

ご自宅の引き出しの奥に、昔治療した金歯が眠ってはいないでしょうか。あるいは、治療で外れた金歯を歯科医院から持ち帰ってきたばかりかもしれません。金の価格が歴史的な高騰を見せている今、その小さな金歯が思わぬ臨時収入になる可能性があります。この記事では、金歯の買取価格が決まる仕組みや具体的な相場の目安、そして損をせずに売却するための大切なポイントを分かりやすく解説します。読み終える頃には、お手元の金歯をどのように扱えばよいか、明確な答えが見つかるはずです。

金歯の値段はどうやって決まるのでしょうか?

金歯の買取価格は、決して店側の言い値で適当に決められているわけではありません。明確な計算式と基準が存在しており、それを知っておくことが適正価格での売却につながります。ここでは、査定額を算出するための基本的な要素と、意外と見落としがちな手数料について解説します。

金相場と重量と純度で決まる

金歯の価値を算出する基本の計算式は、非常にシンプルです。「その日の金相場(1gあたり)」に「金歯の重量」と「金の純度」を掛け合わせることで、基本となる価値が導き出されます。金相場は日々変動しており、世界情勢や為替の影響を受けて毎日更新されています。そのため、同じ金歯であっても売るタイミングによって値段が変わるのが一般的です。

金歯の重量については、ご自宅のキッチンスケールなどで簡易的に測ることができますが、買取店では0.1g単位の精密な秤を使用します。また、最も重要なのが金の純度です。実は、金歯は純金(K24)で作られていることはほとんどありません。純金は柔らかすぎて噛み合わせに耐えられないため、銀や銅などを混ぜて強度を高めた合金が使われています。一般的にはK14(金の含有率約58.5%)からK20(約83.3%)程度の純度が主流です。

以下の表に、要素ごとの関係性をまとめました。

要素 内容 影響度
金相場 日々変動する1gあたりの公表価格
重量 金歯そのものの重さ(樹脂などを除く)
純度 金が含まれている割合(K14〜K20など)

つまり、金相場が高い時期に、重くて純度の高い金歯を売ることが、高額査定を狙うための基本条件となります。

お店ごとの手数料を確認する

計算式で出た金額がそのまま手元に残るわけではない点に注意が必要です。多くの買取店では、買取価格から「手数料」を差し引いています。金歯はそのままでは再利用できないため、一度溶かして不純物を取り除き、純粋な金として精製し直す工程が必要になります。この作業にかかるコストや、お店の利益分が手数料として引かれるのが一般的です。

手数料の設定は店舗によって大きく異なります。「手数料無料」を謳っている代わりに1gあたりの買取単価を低く設定している店もあれば、買取単価は相場通り高めでも、全体から20%〜30%程度の手数料を引く店もあります。ホームページなどで「金歯の買取単価」として表示されている金額が、手数料を引いた後の「手取り額」なのか、それとも引く前の「相場価格」なのかを確認することが大切です。最終的に受け取れる金額で比較することが、賢い売却への近道といえます。

金歯の買取相場は具体的にどれくらいですか?

「計算方法は分かったけれど、結局いくらになるの?」という疑問にお答えするために、形状ごとの具体的な金額目安を見ていきましょう。ここでは仮に、金相場(K18の場合)が1gあたり15,000円だったと仮定して計算してみます。あくまで目安ですが、お手元の金歯のサイズ感と照らし合わせてみてください。

詰め物(インレー)の価格目安

虫歯を削った部分に埋め込む比較的小さな詰め物を「インレー」と呼びます。奥歯の溝などに使われることが多く、サイズは比較的小ぶりです。一般的な重量としては、約0.5gから1g程度が標準的といわれています。

仮に重さが0.5gで、純度がK18(75%金)相当のインレーを売却する場合を考えてみます。1gあたり15,000円の相場であれば、単純計算で約7,500円の価値があることになります。小さな金属片に見えるかもしれませんが、数グラムの重さがあるだけで、数万円単位の価値になるケースは珍しくありません。もし手元に複数のインレーがある場合は、それらを合わせることでまとまった金額になることが期待できます。

被せ物(クラウン)の価格目安

歯全体を覆うような形状の被せ物を「クラウン」と呼びます。インレーよりも使われている金属の量が多いため、その分買取価格も高くなる傾向があります。平均的な重量としては、約1gから3g程度になることが多いです。

例えば、重さが2gあるクラウンを売却する場合、先ほどと同様の単価(1gあたり15,000円)で計算すると、約30,000円になります。被せ物は厚みもしっかりしているため、見た目以上に重量があることも少なくありません。特に、昔に入れた金歯は現在のものより金を贅沢に使っているケースもあり、予想以上の重さになることがあります。1つだけでも十分な査定額が期待できるのがクラウンの特徴です。

ブリッジの価格目安

抜けてしまった歯の両隣を支えにして、橋を架けるように連結したものを「ブリッジ」と呼びます。複数の歯がつながった構造をしているため、インレーやクラウンに比べて重量が格段に重くなります。場合によっては5gを超えることも珍しくありません。

仮に重量が5gあるブリッジであれば、単純計算で75,000円近い金額になる可能性があります。ブリッジには金以外の金属が補強として使われていることもあるため、正確な査定には専門的な分析が必要ですが、金歯の種類の中では最も高額になりやすいアイテムです。もしブリッジを保管している場合は、紛失しないよう大切に扱い、早めに査定に出すことを検討してみるとよいでしょう。

以下の表に、形状ごとの重量と価格目安(仮定値)を整理しました。

形状 平均重量 価格目安(単価15,000円仮定)
インレー(詰め物) 0.5g〜1g 7,500円〜15,000円
クラウン(被せ物) 1g〜3g 15,000円〜45,000円
ブリッジ(連結) 5g以上 75,000円以上

 

金歯に使われる金の純度はどれくらいですか?

アクセサリーであれば「K18」や「K24」といった刻印がありますが、金歯には刻印がないことがほとんどです。そのため、自分の金歯の純度が分からず不安に思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、歯科治療で一般的に使われる金の純度と、刻印がない場合の判定について解説します。

K14からK20が一般的である

先述の通り、歯科治療用の金は、口の中での過酷な環境に耐える必要があります。毎日の食事で強い力で噛み合わせても変形しにくく、かつ人体に馴染みやすい硬さが求められるのです。そのため、純金(K24)が使われることはまずありません。

自費診療で使用される金合金では、K18(金の含有率75%)やK20(約83.3%)が主に使われています。これらは適度な柔らかさと強度を兼ね備えており、加工もしやすいため自費治療で使用されてきました。また、K14(約58.3%)も存在します。一方、保険診療では金銀パラジウム合金(金パラ、いわゆる銀歯)が最も多く使用されており、金の含有率は12%以上と規定されています。見た目の色味だけでは判断が難しく、黄色味が強いからといって純度が高いとは限りません。

刻印がない場合の純度判定方法

金歯には指輪のような品質表示の刻印がありません。では、買取店はどうやって純度を見極めているのでしょうか。プロの鑑定士は、まず比重計という機械を使って金属の密度を計測します。金は他の金属に比べて非常に重いため、体積と重量のバランスを見ることでおおよその純度を推定することができます。

さらに正確な分析が必要な場合は、X線分析装置(蛍光X線分析器)を使用する店舗もあります。この機械を使えば、金属を削ったり傷つけたりすることなく、わずか数十秒で「金が何%、パラジウムが何%」といった成分構成を正確に割り出すことが可能です。刻印がないからといって買取を断られることはまずありませんが、こうした専門的な分析機器を備えている店舗を選ぶことで、より正確で納得のいく査定を受けることができます。

金歯を売る際に注意すべきポイントは?

金歯の売却は、通常の貴金属やブランド品を売るのとは少し勝手が違います。「汚れているけれど大丈夫か」「歯がついたままだけど迷惑ではないか」といった特有の悩みがあるはずです。ここでは、スムーズかつ有利に売却を進めるための実践的な注意点を解説します。

歯や樹脂がついた状態でも査定可能

治療で外した金歯には、元の歯の一部やセメント(接着剤)、樹脂などが付着していることがよくあります。これらを自分で無理に取り除こうとする必要はありません。多くの金歯買取に対応している店舗では、付着物がついたままの状態でも査定を受け付けています。

自分でハンマーやペンチを使って取り除こうとすると、金歯自体が変形してしまったり、破片が飛び散って重量が減ってしまったりするリスクがあります。また、怪我をする危険性も無視できません。専門の買取店では、付着物の重量を目視や経験で差し引いて見積もりを出したり、場合によっては専用の工具でその場で取り除いてくれたりします。汚れていても恥ずかしがる必要はありませんので、外れたそのままの状態で持ち込むのが最も安全で確実な方法です。

1gあたりの買取手数料を比較する

先ほどの手数料の話と重複しますが、店舗選びの際には「最終的に手元に残る金額」をシビアに比較しましょう。特に金歯の場合、「精錬手数料」や「分析料」といった名目で、通常の金買取よりも高い手数料が設定されている場合があります。これは、金歯が加工の難しい合金であるためです。

例えば、A店では「買取単価は高いが、別途手数料が30%かかる」、B店では「買取単価は平均的だが、手数料は一切かからない」というケースがあります。この場合、重量によってはB店の方が高く売れることもあります。電話やLINE査定などで問い合わせる際は、「金歯1gあたりの手取り金額はいくらになりますか?」と具体的に質問することをお勧めします。曖昧な回答ではなく、明確な数字を答えてくれるお店の方が信頼できるといえるでしょう。

確定申告が必要になるケースを知る

金歯を売って得た利益は、税法上「譲渡所得」として扱われます。基本的には、生活用動産の譲渡として非課税になるケースもありますが、金地金などと同様に課税対象となる可能性があります。ただし、これには年間50万円の特別控除枠があります。

つまり、金歯を売った利益と、その他に売却した貴金属などの利益を合計して、年間で50万円を超えなければ税金はかかりません。金歯1つや2つを売るだけで50万円を超えることは稀ですが、もし大量の金歯や他の貴金属をまとめて売却して50万円を超える利益が出た場合は、確定申告が必要になることがあります。特に、遺品整理などで大量の貴金属を処分する際は注意が必要です。不安な場合は、買取店のスタッフや税務署に相談してみるのが確実です。

記事のまとめ

この記事の要点をまとめます。

  • 金歯の価格は「金相場×重量×純度」で決まり、インレーで数千円〜数万円、クラウンやブリッジならそれ以上の高値が期待できます。
  • 刻印や歯がついたままでも分析可能な専門店を選び、手数料を引いた「手取り額」を比較することが高価買取の鍵です。

お手元の金歯は単なる不用品ではなく、確かな価値を持つ資産として、まずは査定に出してみることをおすすめします。

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